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2014年3月30日 (日)

アグリコラ(Agricola) オンラインプレイ紹介

アグリコラは2007年にドイツで発売されたウヴェ・ローゼンベルク作のボードゲームです。2008年のドイツゲーム賞を受賞しています。フランスのBoîte a jeuxというオンラインボードゲームサイトで無料でプレイできますのでご紹介します。

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画像はBBGから



自分の土地に家や畑、牧場を建設し作物を育てたり家畜を飼って農園を発展させていきます。発展度合いによって得点が入り、一番高い点数を獲得した人が勝利します。



このゲームは全14ラウンドで構成されています。各ラウンドでプレーヤーは家族を働かせ農園を発展させていきます。ゲーム中6回(4,7,9,11,13,14ラウンドの終わり)の「収穫フェイズ」では家畜と作物の収穫と同時に家族への食事を与えなくてはなりません。ゲーム終了時の農園の発展具合で得点を計算します。



ルール量が多く複雑なこのゲームですので、ここではまず基本的なことを説明します。



ゲームに参加するとメイン画面が表示されます。大きく表示されている四角いマスの集まりはこれから自分の農場を発展させる土地を表しています。右上には各プレーヤーの情報が表示されています。

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まずは、プレーヤー情報を詳しく見ていきましょう。名前の横にある(1)のアイコンはファーストプレーヤー(手番が最初)をあらわしています。後に説明しますが、このゲームは早い者勝ちの要素が大きいので手番順が早いことは重要なのです。その下の青い丸(●)のアイコンは家族を示しています。初期状態では家族は2人いるということです(夫婦でしょうか)。

Agri_cmd0

とりあえず今はこれだけ覚えて頂ければよいでしょう。このゲームプレーヤーがラウンド中に実行できることは1つだけ。



●家族コマを使用してアクションを実行する。



シンプルですね。コマンドは家族コマの数だけ実行できます。家族は2人いますので、全プレーヤーがコマンドを2回実行するとラウンドが終了するわけです。


アクションは各施設に家族を配置することで実行します。画面左のコマンドタブの一番上、歯車アイコンにマウスを重ねると各施設のウィンドが現れます。プレイ人数にもよりますが、今回は4人プレイなので17施設が表示されています。ここから空いている施設を選んで家族コマを置き、アクション実行します。

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上のアクション施設の画面を見てわかると思いますが右側はRound#2からRound#14までの空白地となっています。ラウンドが進むとこの空白地に新たな施設が登場します。つまりラウンド毎に選択できるアクションが1つづつ増えていきます。行動の選択幅が広がっていくんですね。

家族を置くとその施設はその家族専用のものとなります。後から他のプレーヤーがその施設に家族を置くことはできません。アクションは早い者勝ちなのです。



それは基本的なアクションのしかたを見てみましょう。



■資材を入手して家を建てよう!

木材の施設には木材は3つあります。ここに家族コマを派遣することで木材を3つ手に入れることができます。木造建築の家や牧場の柵を作る材料として「木材」は農園発展のための基本的な資材です。他のプレーヤーと取り合いになることは必至でしょう。

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OKをクリックします。

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木材を取ったことによってプレーヤー情報の資材情報に木材がカウントされているのが分かると思います。

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実はこの施設は毎ラウンド3つの木材が補充されています。仮に今のラウンドで誰もこの施設を選ばなかった場合は3つの木材はそのまま次のラウンドまでこの場に残ります。次ラウンドのはじめに再び木材3つが補充されるので合計6つの木材が貯まります。何ラウンドもアクションとして選択されなかった施設にはどんどん資材が積まれていき、その後アクションを選んだプレーヤーはそれまでの蓄積全てを一挙取りできるというわけです。

では「END OF TURN」をクリックしアクションを確定してください。「CANCEL」をクリックすればいつでも最初からやり直せます。

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その他資材は「レンガ」「石」「葦」があり、同様にして家族を配置し資材を入手します。

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さて、このようにして「木材x5」「葦x2」が揃ったら部屋を増築してみましょう。増築は今既にある部屋に隣接するように建設できます。

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部屋の増築は「増築/厩建設」の施設に家族コマを起きます。木造の部屋は木材x5、葦x2で建設できる旨が記されています。ここに家族を配置することで増築アクションを行えます。もちろん使用した資材はストックへ戻されます。

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これで部屋が1つ増え、合計3部屋になりました。

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部屋が増えると何かいいことがあるのでしょうか?



実はこのアグリコラにとって非常に重要な要素のひとつが部屋の増築です。冒頭で説明したように1ラウンド中にプレーヤーが取れる行動は家族コマの人数分だけになります。つまり家族が2人であれば1ラウンドで2アクション行えるという事。では家族が3人、4人ならばアクションも3~4回行えるということでしょうか?

アクションは増えます。



●家族が増えれば1ラウンドで行えるアクション数が増え、有利になるのです。



しかし家族が住む部屋が必要です。1人の家族コマは必ず部屋を1つ必要とします。逆に言うと部屋が2つしかなければ家族は3人以上に増やせないのです。

先ほどのアクションで部屋を3部屋に増築したので新しい家族を受け入れる下地はできました。「家族成長」の施設を選んで家族コマを3つに増やしてください。

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家族が増え、次のラウンドから実行できるアクションが3になります。

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では家族が増えるまでのアクション行程のおさらいです。



●「木材5入手」 → 「葦2入手」 → 「増築」 → 「家族成長」



アグリコラをプレイして最初に直面することは「初めに何をしたらいいかわからない」という問題があります。多くの要素が絡み合っているため、1つのアクションがどんな意味があるのかが分かりずらいのです。近視眼的に見てしまうとそうなるのですが、このように全体像を見ながら計画を立てると分かりやすくなります。

今回は「家族を増やす」という中期的目標を設定し、それを実現するには何をすればいいのか、逆算的にたどっていくと”今なにをすべきか?”が自然と見えてくるでしょう。



今回「木材入手」から「家族成長」まで4ステップで行いましたが、実際には木材は5つはいっぺんに集まらない事もあり、また増築などは他のプレーヤーに横取り(やはり早いもの勝ち!)されてしまうことが多いために5ステップ以上かかってしまうこともあります。


では次はアグリコラのメインの遊び、農園の発展を説明しましょう。農園の発展には大きく分けて農耕と牧畜の2つの方向性があります。最終的にはどちらもバランス取れた農園が高得点への道なのですが、プレーヤーの個性によって傾向は変わります。



■農耕

農耕は畑を耕し麦や野菜を植えて増やした後に収穫します。畑や作物はそれ自体がゲーム終了時に得点になるので大事ですが、もう一つ大きな要素として家族の食料になることです。食料に関しては後の説明にゆずるとして、ここでは畑を耕してから作物の収穫までの流れを見てみましょう。

まず準備として小麦を入手しましょう。

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次に「畑を耕す」です。このアクションを選んだら畑タイルを自分の農場ボードに配置します。最初の畑はどこに配置しても構いません。

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畑を配置する場所を選びます。

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2つめ以降の畑は既存の畑と隣接するように置くのがルールです。



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麦と畑がそろったら準備完了です。「種をまく」のアクションを選び麦を畑の上に起きます。

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植える麦の数を選択します。

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しかし麦は畑に植えた瞬間に3つに増殖します。畑に植えることで種から麦に成長したのですね。

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植えた後の麦はしばらくこのまま放置します。数ラウンド毎にめぐってくる「収穫フェイズ」の時に上から1つだけ麦を収穫し手持ちの資源とします。次回の収穫時まで畑にはまだ2つの麦が残り続けるのです。



●「麦入手」→「畑耕す」→「苗を植える」→「収穫」



■牧畜

柵に囲われたエリアに家畜を飼うのが牧畜です。家畜は羊、猪、牛がいます。まずは柵によって牧場エリアを作成するところから開始します。柵の材料として必要な木材を入手します。

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そして「フェンス」のアクションを実行し柵を作成します。

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赤いマーキングで柵を製作可能な場所が示されるのでクリックして柵を置いていきます。柵によって一定エリアを囲むと牧場が完成します。

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羊を入手します。

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家畜を複数手に入れた時にはマネジメントウィンドが開きます。どこに何匹家畜を収容するのかをここで決定します。また直接食料加工することもできます。

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思い通りに羊を配置できたでしょうか?

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●「木材入手」→「柵建設」→「羊入手&配置」



家畜は食料にもなりますが、収穫フェイズ時に2匹以上いれば繁殖によって1匹増えます。



以上、いかがだったでしょうか?



実はまだまだ大事な要素が説明できていません。

  • 収穫フェイズと食料
  • 職業カード
  • 小さい/大きい進歩カード



特に食料はプレーヤーを非常に苦しめる要素であります。一方で職業、進歩カードはプレイをバラエティに富む変化を与えてくれます。機会があればこの続きを紹介したいと思います。



さて、この素晴らしいゲームが無料で遊べるというサイトですが残念ながらフランスのゲームサイトなので登録の敷居が高いです。下記のサイトで登録までの手順が紹介されていますので参考にしてみてください。

ゲームが好き。」さんのサイト

アグリコラのゲームもサポート言語が英語、仏語、独語のみになっています。本作はカードテキストが大量にあるので日本のプレーヤーの皆様にはそのままだと厳しいプレイとなります。そんな人のために日本語化の試みがありましたので下記に紹介します。

y-moriyaさんのサイト
http://northpia.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/baj-c5ff.html

上記を改造した自作アドオン
http://northpia.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/baj-c41e.html

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2014年3月29日 (土)

ドラコ(DRAKO) オンラインプレイ紹介

ドラゴンとそれを迎え撃つ3人のドワーフが戦う2人専用の戦略ゲームです。カードの引きでランダムの要素を混ぜつつ、敵の攻撃を防御のカードで防ぐなどの読み合いも熱いゲームです。

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画像はBBGから



ブラウザでプレイできるボードゲームのオンライン対戦サイトyucata.deにてドラコが遊べます。2人プレイ専用でドラゴン側とドワーフ側に分かれてプレイします。面白いのは両者が同じ条件で戦うのではなくドラゴン側は大きなドラゴン1体を、ドワーフ側は能力の違う3人のドワーフを操作することです。



ドラゴン側はドワーフを3体倒せば勝ち。ドワーフ側はドラゴンを倒せば勝ちです。



ゲームを開始するとまずはドラゴン側手番になります。初期手札が4枚配られているので問題なければ「SKIP」をクリックして手札を確定し、気に入らなければカードの山札をクリックして手札を配りなおします。

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同様にドワーフ側も手札を確定させますが、ドワーフ側は3人のドワーフ配置も決定します。ドラゴンに隣接していないへクスであればどこに配置しても構いません。

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この後お互い交互に手番が回ってきます。手番では2アクション行えます。アクションで行える事は以下の2通り。

  1. カードを2枚ドローする
  2. カードを1枚プレイして行動する



2アクションをどのような組み合わせで行うのも自由なので、「カード2枚引いて1枚プレイ」「1枚プレイした後にカード2枚引く」「カードプレイを2回実行する」「カード4枚引く」などの組み合わせが可能です。基本的には”移動”して敵に隣接し、”攻撃”するという2つの行動で初めて相手にダメージを与えられるので、この2アクションは有効に使いたいところです。

Drako5

攻撃を行なうカードをプレイするとフィギュアの右下に丸い指示アイコン(ドラゴンの場合は牙)が表示されるので、それをクリックします。



ではそれぞれのサイドのカードアクションを紹介しましょう。

Drako_cd0 Drako_cd8
(左がドラゴンで右がドワーフ)
移動:数字の数だけへクスを移動できます。

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(左がドラゴンで右がドワーフ)
攻撃:隣接へクスに攻撃し数字分だけダメージを与えます。

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(左がドラゴンで右がドワーフ)
防御:相手から攻撃を仕掛けられた時、手札からこのカード出すと攻撃を防げる。

攻撃を受けた場合にダメージを受け入れるために丸い「雫」のアイコンをクリックします。ただし「防御」効果のあるカードを手札に持っていた場合、「雫」アイコンの隣に「装甲(盾)」アイコンが表示されます。このアイコンをクリックし防御カードを捨て札にすることでダメージを回避することができます。もちろんカードを温存するために敢えてダメージを受けるという選択もあります。

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以上が基本行動のカードの説明です。”移動”し”攻撃”する。そして”防御”です。最後のカードに注目してください。

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アイコンが2つありますね。これはどちらの効果を使うかプレーヤーが選ぶという意味です。このカードは移動か防御かのどちらかで使えるということになります。「移動をしたいけど、もしかしたら次の相手のターンで攻撃を受けるかもしれない。その時のために防御の効果を温存しておくべきか……」などのジレンマが発生します。他にもこのようなカードが何枚かありますので戦略に応じてコマンドを使い分けることになるでしょう。



さてここからは各サイドで効果の違うカードをご紹介します。まずはドラゴン側から。

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ファイアブレス:ファンタジーではおなじみのドラゴンのファイアブレスです。直線上に並んだ敵複数に対して全てにダメージを与えます。位置取りが大事な攻撃で、決まった時の爽快感は格別です。逆にドワーフ側はファイアブレスを食らわないよう常に位置取りを気をつける必要があるでしょう。

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ドラゴンフィギュア右下の丸いアイコンのファイアブレスをクリックして実行します。

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飛行:距離に関わらず好きなへクスへ移動できます。敵の隣接へクスに一気に飛び降りて奇襲をしたり、囲まれてピンチな時に遠方に離脱したりなどの自由な移動が可能です。



さて、次はドワーフ側ですが、その前にドワーフのそれぞれのキャラクターについて説明しなければなりません。実はドワーフ側の3人はそれぞれ能力に個性がついています。その個性に対応したカードをプレイすることでその特殊能力を発揮できるのです。

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弓ドワーフ:ドラゴンブレス同様、一直線上であるならば離れているへクスへ攻撃可能です。ただしドラゴンブレスと違い弓矢はターゲットを貫通しません。遠く離れたところから攻撃はできますが、貫通して複数の敵にダメージを与えることはできないのです。

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離れていても攻撃できる!

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網ドワーフ:どの位置にいても網を投げてドラゴンの移動を封じることができます。網にかかったドラゴンは「足での移動」「翼での飛行移動」ができなくなります。ドラゴンが網の呪縛を開放するには1手番全く何もせずにスキップしなければなりません。

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網で足止めしている間に攻撃を集中せよ!

怒りドワーフ:怒りドワーフは自らダメージを1受けることでアクションを1つ増やすことができます。つまり通常自分の手番では2アクションまでが限界でしたが、”怒り”を使用すると3アクションまで実行可能となるのです。ただしこの効果はゲーム中1回しかできませんので使いどころを見極めてください。

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”怒り”は目のアイコンボタンをクリックすることで発生させることができます。

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ドラゴンと違い複数の戦士で構成されているドワーフは更に特殊なカードがあります。

Drako_cd6 Drako_cd9
足が2つ、もしくは斧が2つ描いてあるアイコンのカードは2体のドワーフが同時に行動できるというカードです。一気に集中攻撃したい場合に効果を発揮するでしょう。

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さて、「移動」「攻撃」「防御」「特殊攻撃」と手番の大きな流れは理解できたでしょうか?最後に攻撃を受けた後のダメージの処理の仕方を説明します。



まずドワーフ側のダメージ処理です。

こちらはドワーフ側です。ドワーフ側はシンプルです。左から弓ドワーフがHP5、怒りドワーフがHP6、網ドワーフがHP4で、それぞれHPが0になったら死亡扱いとなりゲームボードから取り除かれます。上の例では怒りドワーフが1ダメージを負っています。

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ドラゴン側には4つのアイコンがあります。あれ?ドラゴンは1体だけしかいないのにどうゆうことでしょう?実はドラゴンは身体を4つの部分として扱い、部位ごとにHPを管理するのです。

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ドラゴンはダメージを受けると、まずは一番左の装甲(?)部分にダメージを負います。装甲部分はHPが4あり、ここにダメージを受けてもドラゴンの能力には何の影響も与えません。ドラゴンの表皮に堅い部分があり、ドワーフの最初の4ポイントまでの攻撃は跳ね返してくれているというようなイメージなんでしょう。

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さてその表皮もいずれは剥がれてしまいます。そこに更にダメージが入ると右の3つの部位にダメージが及びます。部位は左から「翼」「口」「足」となっており、部位ごとにダメージが一杯になるとドラゴンの能力に影響が出てきます。どの部位にダメージを与えるかは攻撃側のドワーフプレーヤーが選択します。

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翼:飛行の能力が使えなくなります。
口:ファイアブレスが使えなくなります。
足:歩行移動が出来なくなります。

上の例ではドラゴンは既に装甲部分は剥がれ、翼も捥がれているので飛行能力が失っています。全ての部位のHPを0にするとドラゴンを倒しドワーフ側の勝利となります。



さて、ドラゴン側はドワーフ3体全てを倒す事、ドワーフ側はドラゴンの全ての部位を破壊し倒す事がそれぞれ勝ちとなりますが、実はドラゴン側にはもう一つ勝利条件があります。

カードは使用しているうちにいずれは山札が尽きてしまいます。ドワーフ側の山札が尽き、手札のカードも全て使用した時点でドラゴンが生きていた場合はドラゴン側の勝利となります。なのでドワーフ側は自ずと積極的に攻撃をしかけていく展開になるでしょう。



いかがでしょうか。ファンタジーを題材としたドラゴンとドワーフの戦いを描いた戦略ゲームです。アナログボードゲーム版は2011年の作品です。yucata.deにてオンラインでのプレイが可能となっています。

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2014年3月26日 (水)

双子のブリキロボ(Twin Tin Bots) オンラインプレイ紹介

Boîte a jeux と BoardGameArenaの2つのサイトに同時期にリリースされた「双子のブリキロボ(Twin Tin Bots)」の紹介です。

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2体の収穫ロボをプログラミングし上手にクリスタルの資源を回収します。多くのクリスタルを収穫し得点をより稼いだほうが勝利します。


初期配置のマップです。プレーヤーはそれぞれロボA,Bの2体とクリスタル収容用の基地を1つ持ってゲーム開始します。プレイ人数によって使用マップと初期配置図が変わります。点在している青い物体がクリスタルでゲーム終了時に2点の価値となります。

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ロボでクリスタルを収穫、基地への回収を繰り返し以下のいずれかが達成したらゲーム終了します。

1:規定得点(3人プレイ時には10点)に達したら直ちに勝利
2:最終ターン終了時に最も得点の多いプレーヤーが勝利


最終ターンとは何でしょう?実はクリスタルは一個回収される度に一個ストックから補充されていきます。補充はクリスタルトラックにあるストックから行われます。

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初期配置では青のクリスタルしか配置されていませんが、クリスタルが基地に回収されるとクリスタルトラック上のストックから1つづつ、マップの中央に補充されていきます。緑のクリスタルが3点、赤が4点となります。このクリスタルトラックから最後のクリスタルが取り除かれ(マップに配置され)た時点から残り3ターンでゲームが終了します。


ではどのようにロボを動かしてクリスタルを回収するのでしょうか?


実はロボはプレーヤーが自由に動かすことはできません。命令タイルを組み合わせたプログラムをすることでロボを制御するのです。このプログラムがこのゲームのキモとなります。


命令タイルは「前に一歩進む」や「右に60度回転」「クリスタルを積み込む」などの1つ1つ分解された命令がパーツ化されています。全部で16の命令タイルを手札として持ちスタートします。この命令タイルをロボのプログラムスロットに最大3つ配置することによってロボの行動を制御します。ここで大事なのは命令タイルの配置は一手番に一枚だけということです。これが頭を悩ませます。

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手札の命令タイルをルールにそってプログラムボードへ配置していきます。下記の図のようにロボA、ロボBそれぞれに3つのスロットがあり、最大3つの命令パーツを配置できるのです。配置された命令タイルはステップ2の実行フェイズ時に左から右へと自動的に実行されていきます。空のスロットは命令が飛ばされます。

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では上のプログラムを実行してみましょう。

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ロボA、ロボBがそれぞれ1ヘクスづつ前進しました。


ここでお気付きかと思いますが、命令タイルの配置は一手番に1枚だけというルールがありますが、上の例ではロボA、ロボBそれぞれに1枚づつ命令タイルを配置しています。これはゲーム開始直後の第一ターンだけ命令タイルを2枚置けるという例外ルールがあるためです。


もう一つ例を見てみましょう。下の例の場合はロボAは「左60度回転」「前進1」、ロボBは「クリスタル離す」「前進2」「クリスタル持つ」というプログラムになります。行動は必ずロボA→ロボBの順番で行われます。その逆や同時移動はありません。

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命令タイルを配置、プログラムを実行しロボを動かしクリスタルを回収する。そこまでは理解できたと思いますので具体的なプレーヤーのフェイズの説明をしましょう。


プレーヤーの手番は大きく分けて2フェイズからなります。


ステップ1【任意】:ロボ1体のプログラムを変更
ステップ2【強制】:プログラム実行


ステップ1でプログラムを組み、ステップ2で実行する。簡単ですね。ではステップ1の詳細を説明しましょう。


ステップ1の行動は5種類の中から1つを選び行動します。

1:命令タイルを1つスロットに配置する
2:スロットの命令タイル2つの位置を交換する
3:命令タイルを1枚取り除き手札に戻す
4:リセット:1機のロボの命令タイルの全てを取り除き手札に戻す
5:パス


プログラムは一度組んだだけでは当然クリスタルの回収を完遂できません。これらの行動を繰り返し、プログラムを随時修正しながらロボをうまく制御するのです。


ではプログラムの中心となる個々の命令タイルについて説明します。


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1歩、2歩前進します。前方に敵ロボットやクリスタルがあってもそれを押し出します。基地は押し出し不可能です


Ttb_cmd0Ttb_cmd0
左右に60度回転します。


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前方ヘクスのクリスタルを積込みます。地面に置いてあるクリスタルはもちろんですが、敵のロボが持っているクリスタルも奪うことができます。


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前方ヘクスにクリスタルを荷卸します。


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Zap攻撃します。
Zap攻撃はロボの前方2マスを射程範囲としています。パルスによる攻撃を加えることによって対象のロボに強制的に命令を実行させることができます。つまり対象のロボの頭脳をハッキングするわけですね。実行できる命令は「前進」「回転」「クリスタル持つ」「クリスタル降ろす」の4つです。これらをうまく利用することで敵のロボを邪魔したり、味方のロボをアシストしたりすることが可能です。


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ダブル調整
ジョーカータイル。ゲーム中1回した実行できません。ターン中に2つのプログラムを変更できます。2つのロボットそれぞれ1つづつでも、1つのロボットで2つの命令でも可能です。


BoardGameArenaでは命令タイルにマウスカーソルを合わせると丁寧な日本語説明が出ますのでそちらを参照すると良いでしょう。基本的には移動に関する命令とクリスタルの積み下ろしに関する命令が主ですが、特徴的なのはZap攻撃でしょうか。


その他、特殊命令タイルというものもあります。こちらは最初は手札にありません。青のクリスタルを1個回収する毎に場に伏せてある特殊命令タイルから1枚引いて手札とします。その後は通常の命令タイルと同様に扱いますが、効果が大きい命令なのが特徴です。これらを使いこなすことが勝利への大きな鍵になるかもしれません。


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120度回転する。


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ファラデーシールド。Zap攻撃を回避します。ロボットのプログラムに配置している限り、敵のZap攻撃の効果を無効にします。


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Uターン。180度転回します。


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3ヘクス前進します。障害物に妨害された場合は残りの移動力は失われます。


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前進&積み込み。前進した後、クリスタルを積み込みます。


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前進&Zap攻撃。前進した後Zap攻撃します。


Ttb_cmd14
ダッシュ。「前進x1」の命令です。加えてこの命令がプログラム内に存在する限り、ヘクスが空であれば、いくつものロボットやクリスタルを押し出すことができます。しかし基地やボード外に押し出すような行動は禁止です。


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ジャンプ。前方2ヘクス先にジャンプします。飛び越すヘクスは空でなくてもかまいませんが、終点ヘクスは空でなくてはなりません。


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バック。後進x1します。「前進x1」と同様にルールを扱います。


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ダブル攻撃。同じ列の直線上で2度Zap攻撃します。


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盗難防止。この命令がプログラムに配置してある限り、敵の「積込み」命令によるクリスタルの横取りを防ぎます(しかし敵のZap攻撃による「荷卸し」命令は防げません)。


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長距離攻撃。前方、距離無制限に攻撃できます(ただし通常ルール同様、障害物には妨害されます)。効果は1か所のみに適応されます。


いかがでしょうか?


元はアナログボードゲームのブラウザ移植版で、「VINCI」や「スモールワールド」の作者フィリップ・キーヤーツの2013年の作品です。このゲームがブラウザで無料のオンラインゲームとして楽しめます。Boîte a jeuxとBoardGameArenaの2つのサイトで同時期にサービスが開始されました。


Boîte a jeux
のんびり派向け:
ターン制でじっくりプレイできるのがメリット。一方で海外の時差のあるメンバーでマッチングすると1ゲーム数日~数ヶ月かかることもあり短期に勝負を決めたい人には不向きです。基本英語でのプレイなので少しハードルが高いかもしれません。

BoardGameArena
せっかち派向け:
リアルタイムプレイでゲーム展開がスピーディーです。一方で持ち時間制限があり、あまりゆっくり考えることはできません。持ち時間を超過してしまうと自分の評判スコアを落としてしまいます。有志の翻訳により日本語対応しているので日本人でも快適にプレイできます。

2014/8/12 追記:BGAもターン制に対応しました。日本語化も含めてこちらのほうが快適かもしれません



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2014年3月 9日 (日)

「Hearth Stone - Heroes of Warcraft -」ファーストプレイ

「Hearth Stone Heroes of Warcraft」をプレイ

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世界的に有名なMMORPG「World of Warcraft」を送り出しているブリザードからWoWの世界観を継承したカードゲームのβテストが始まっています。システムは「マジック・ザ・ギャザリング」や「遊戯王」と同様、マナエネルギーをためてモンスターを召還し、相手のHPを削って0にしたら勝利です。自分の手持ちのカードから30枚のデッキを組み戦いに挑みます。

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これが自分のデッキで複数登録できる

もちろん自分のデッキを強くするにはカードを強化するわけですが、こちらもTGCよろしくパックをGoldで購入することになります(ゲーム内でもカードは入手できますが)。1パック5枚のカードが入っており、うち1枚はレアカードが約束されています。最初に幾分かのコールドは既にもっていますので1パック目は無料で入手できますが、それ以上は実現金で購入することになるようです。

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パック購入画面

パックを開封する時も専用の画面が用意され3Dの演出で盛り上げるなど非常に凝っています。ゲームも少しやってみたところカードテキストも(今のところ)難しくも無いのでさくさくと遊べます。最初はオフラインのチュートリアルモードでプレイすればスムーズにゲームを覚えられるでしょう。

現在はβ版で無料でプレイできますが、おそらく本サービス後もF2Pになるのでは無いかと思っています。もちろんカードを強化するにはパックを購入することもあるでしょうけど。

わかりやすい日本語のwikiページもいくつか立ち上がっているのでそれらも大いに参考になると思います。

http://hearthstone-jp-wiki.com/

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寒い春

雪谷第一中学校にて

寒い一日だったけど春の景色が……

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2014年3月 8日 (土)

アグリコラ(ツールセット)

 

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2014年3月 5日 (水)

アカデミー賞

WOWOWでアカデミー賞を鑑賞。

ここ最近のアカデミー賞は前年亡くなった映画人の追悼コーナーが定番になっていて、自分はここで亡くなった事を初めて知ることも少なくない。


ハリーハウゼンが亡くなった事はそれなりにニュースになっていたのは知っていましたが……


スターウォーズのメイクアップアーティストであるスチュアート•フリーボンも逝ってしまっていたとは知りませんでした。この世代のクリエイターが亡くなっていくのは一つの時代が終わりつつある事を示していてなんだか悲しいです。

その他の雑感。
ハリソン•フォードやロバート•デニーロが驚くほど年を取っていたこと。ゴールディ•ホーン、サリー•フィールドを久しぶりに見たこと。テキチェンのホラー女優ジェシカ•ビールがオスカープレゼンターにまで格が上がっていたこと。やはりグラビティは最多部門受賞だが主要部門は外す、特撮系映画の系譜を辿ったことなどなど……

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ヘイデイ

今更ながらにヘイデイを始める。やはりこの手の牧場経営ものは安定の面白さがあります。嫁さんを巻き込みながらもボチボチ進める。さて今回も課金せずに何処まで進められるか?


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2014年3月 4日 (火)

NYのタバタラーメン

こちらは遡ること昨年2013年10月13日のNYでのお話。

ロンドンでのラーメンの話が出たのでついでのご紹介。宿泊したNewYorkerHotelの近くにあるラーメン屋。こちらのラーメンはおいしゅうございました。店内の様子とタバタラーメンをぱちり。

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