探偵ガリレオ
「探偵ガリレオ」東野圭吾☆☆☆
いかにも東野圭吾的な着想で、一風変わった推理小説。
物理的なギミックを駆使してトリックを楽しむ推理小説は昔から多くの読者に好まれてきているが、この本の殺人トリックは本当に物理”学”的。レーザーや超音波などのハイテクな原理を駆使して殺人が起こる。これを物理学者湯川が謎を解くという具合。
いかにも東野圭吾的な着想で、一風変わった推理小説。
物理的なギミックを駆使してトリックを楽しむ推理小説は昔から多くの読者に好まれてきているが、この本の殺人トリックは本当に物理”学”的。レーザーや超音波などのハイテクな原理を駆使して殺人が起こる。これを物理学者湯川が謎を解くという具合。
どの話も少々物足りなく、トリックのギミックも(少なくとも一般人には)身近なものではないために、謎がとかれてもふ~んとしか思えないところがちょっと寂しい。しかし一方では「ためになる」という意味でふ~んとしてしまうところもあり。ちょっと読めばなんとも無い感じで通り過ぎてしまいがちなこの作品だがきっと作中の技術的な現象は相当取材して書いたのであろう事がうかがえる。
この辺の技術取材の積み重ねで物語をつづる手法は後の「天空の蜂」で身を結んだのではないだろうか。
この辺の技術取材の積み重ねで物語をつづる手法は後の「天空の蜂」で身を結んだのではないだろうか。
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