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2006年2月 6日 (月)

バタフライイフェクト

■本

「密閉教室」法月倫太郎 ☆☆☆

後味が不思議な本。
ロジックの応酬は面白かったが多少無理のある展開も。


「慟哭」貫井徳郎  ☆☆☆☆

この手の構成、展開はミステリに読みなれている人はオチが途中でわかってしまう。でもわかっていても最後まで「どうなってしまうのだろう?」と気になって読ませてしまう。
そんな力のある小説。




「誰彼」法月倫太郎  読書中



■映画DVD

「バタフライイフェクト」 ☆☆☆☆

小難しい文芸系かと思っていたが、実はティーンエイジホラー系の系譜の作品。
ファイナルディスティネーションっぽいなぁと思っていたらそれもそのはず。続編の「デッドコースター」の脚本家が監督らしい。バックトゥザフューチャーなどのいわゆる未来改編物なのだが、それをタイムスリップではなく、欠落した過去の記憶を埋める作業で未来に影響を与えていくという解釈が新しい。この過去のシーンのテイストも秀逸でスタンドバイミーをも髣髴とさせる。
ハリウッドらしいハッピーエンドではなく、余韻を残すエンディングがなかなかよい。

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